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ポステリアチェーン [トレーニング]

地球には「重力」があるので、無意識に重力に抵抗する力を働かせておく必要があります。

「骨格」を保つためには、背面の筋肉が重力に負けないようにカラダを起こしておく力を働かせておくことが必要になり、その力が落ちてくるとカラダがまるまってきてしまいます。

私達は無意識にその「骨格」を保ちながら、
立ったり、歩いたり、しゃがんだり、
走ったり、ゴルフをしたり、テニスをしたり
「日常動作」から「スポーツ」までさまざまな「動き」を行っています。

「トレーニング」には意識性の原則があり、「どこの筋肉を動かしているのか?」意識しながら1つの筋肉を鍛えているように思いますが、たとえば上腕二頭筋だけ働かせて肘が曲がるなんて事はなく、上腕二頭筋が縮むのと同時に反対側の筋肉が伸びてくれているし、そもそもその「腕を前方に出して曲げる」という時点でバランスを取るために体幹の筋肉が倒れてしまわぬようにカラダを支える力を発揮させている訳です。

そうなんです。「どこか1箇所の筋肉だけで動ける」なんてことはなく、動きにはさまざまな筋肉が関与して関節が動いてくれてはじめて運動になります。


「運動連鎖」とは「ある関節で運動が生じると、その運動の影響が隣接関節に波及すること」を言うのですが、カラダの背面の運動連鎖のことを「ポステリアチェーン」と言います。

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「ポステリアチェーン」の具体的な筋肉は
僧帽筋、脊柱起立筋、広背筋、大臀筋、ハムストリングスなどの筋肉です。


背面の運動連鎖である「ポステリアチェーン」を働かせる事により、姿勢や動作中のバランスをきちんと保ち、「障害予防」や「パフォーマンスアップ」に繋がると言われています。


なのに、、、
日常の生活ではカラダの前面を使う機会が多く、なかなか背面が使えません。
筋肉は使わないでいると使い方を忘れてしまうものなので、後ろが働いているのか、いないのかすらわからなくなりがちです。

是非とも忘れてしまわないようにトレーニングで積極的に背面を使い、
いつでも背面が使えるカラダでありたいものです。

Have a nice weekend.
Thank you always.