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骨盤と背骨 [コンディショニング]

セッションを受けてくださっている皆さんにお伝えしている関節の動き。
私の頭にあるイメージをボディラングウェッジや言葉によって上手に伝えたいと思うのだけれど、時折説明の引き出しがそれだけでは足りず、図を見て頂いてお伝えしたりもしています。

動きから組み取れるのが1番なんですが
それにはそもそもの動きや仕組みをお伝えしておく事って大切よねって
受けてくださるみなさんの理解度が深まれば深まるほど感じます。

そんな訳で
指導者レベルかもしれないのですが
骨盤の仕組みみたいなものを
またまた拙い絵と文字で表現してみました。

絵が拙すぎて
わからない部分はご愛嬌、笑


「骨盤」のエリアをよくよく見ていくと
こんな風になっていて↓
IMG_5675.jpeg

「仙骨」と「寛骨」(=腸骨、恥骨、坐骨の3つの骨を合わせた扁平の骨)の組み合わせで骨盤を成し
「仙骨」の上に背骨(腰椎)が連なり、寛骨の窪みに大腿骨頭がおさまっている

仙骨と腸骨が重なり合う関節を「仙腸関節」と言い
背骨である第5腰椎と仙骨が重なり合う関節を「腰仙関節」と言う

ここは関節なのでわずかながらに動くべき所。
仙骨と腰椎は共に上下して、関節面がスライドすると言われている。

具体的には
骨盤の後傾に伴って仙骨は下方に滑り
骨盤の前傾に伴って仙骨は上方に滑る

IMG_5678.jpeg

が多くの人達はこの関節の動きが出にくくなっていて
それにより腰椎などのトラブルが出やすくなると言われてもいる

骨盤が束になったまま後ろに倒れてしまう後傾や
束になったまま前方に倒れてしまう前傾になってしまう人が多く
動きでみるとそこの滑りが起きないがために腰椎から折れ曲がるような動きになってしまい腰椎に大きな負担をかけてしまう

股関節の屈曲は骨盤の後傾の動きを引き出すので体幹がきちんと決まって動けるようになると股関節の屈曲を行うことで仙骨を下方へ滑らすことができ
逆に股関節伸展の動きは仙骨を上方へ滑らすことができる

JSAボールエクササイズではここの関節の動きを引き出すことをとても大切にしている。
なぜなら、背骨の土台が整えば連なる背骨も整い、背骨にたくさんの肋骨が繋がり、肋骨の上を肩甲骨が滑り、肩甲骨を腕の骨頭が滑るように動き、骨盤を股関節の骨頭が滑るので
カラダ全体がよりよくなる要だと言われているからだ。

まずはここの動きを整えることをおすすめしたい。
骨盤ではなく足や腕の調子を整えたい人にもなくてはならない大切な場所なので一度見直しをしてみてほしい。

Thank you always.