SSブログ

どろんこ [生活]

1月に入ってすぐ部活中に利き手の小指を脱臼した次女。
よくよく調べたら骨折をしていてあんなに頑張っていたバレーボールが突然できなくなった。
私もバスケットボールをしていた時、右足の靱帯損傷をして歩けなくなったのが次女と同じ年。
再びバスケができるようになるまでの大変さが今の私の仕事への道の大きな起爆剤になっていることは確かなので、次女がこの怪我を「どう受け止めるのか?」とても気になっていた。

彼女は怪我をして、すぐに目標を切り替えた。
バレーはできないのだから、「そこでできるバレーに関わるできることを」という方向ではなく
受験勉強をスタートさせることにシフトさせた。

尊敬だった。
全く腐ることなく、「今できることを」という意味ではバレーボールでなくてもいい。
むしろ視野が広がって素晴らしいと感じた。


復帰できる前に大きな大会があった。
コーチの配慮でベンチには入れてもらったけれど大会には出られなかった。
次女には伝えず大会の応援に行くと、家では自分の着たものさえ脱ぎっぱなしの次女が
仲間のアップを集めてたたみ、試合中のタイムアウトには一生懸命に仲間をうちわで仰いでいる次女がいた。(私からするとこういう経験をさせてもらえるスポーツはやっぱりステキだと思っている)

時は経ち
まだ痛みはあって完全ではなさそうだけれど、部活でボールをさわる練習ができるようになった。
が、、、すぐにテスト前期間がやってきて部活は禁止。
ようやくこの週末から久しぶりの部活がはじまった。

今度は体育館が取れないのか?オフの日が多くなる。
今日もオフだった。

、、、が休みなのに朝早く次女が起きてくる。
みんなで外の公園で練習をするという。
だいぶ感覚がなくなってしまったからと、みんなで待ち合わせている時間よりも早く出て
TEAMのエースに打ってもらってレシーブ練習をしてくるとは言っていたけれど、
途中で抜けて勉強して帰ってくると言っていた。
ちょっとだけバレーボール熱が冷めてしまったように感じていたので残念な気持ちも私にはあった。

ところが
8時過ぎに家を出た彼女が帰ってきたのが17:00。
てっきり勉強して帰ってきたのだと思えど、、、

「ん?」
どろんこだらけ。
「君は野球部かサッカー部ですか?」ってな感じ。

一日中、バレーボールとドッジボールをやっていたんだと彼女。
こんなドロドロではどこかに寄って勉強もできないとまっすぐに家に帰ってきたんだそうだ。

それを聞いてとても嬉しかった私。
クッタクタになるまで夢中になれる場所があるってこと。
クッタクタでドロドロになるまで一緒に付き合ってくれる仲間がいるってこと。
まだバレーボール部を引退した訳じゃないってこと。

彼女にとって最後になる大会があと1回。
そこまでの間、自分なりに、TEAMみんなでやり切ったと言える経験をして引退できるといい。

勝つことへ向かう
そのプロセスを存分に楽しんでほしい。
ふぁいとっ!

IMG_5084.jpeg

Thank you for today.