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骨をキレイに並べて動くこと [コンディショニング]

JSAボールエクササイズのスキルアップセミナーへ1年ぶりに参加。

このエクササイズの開発者である中尾和子先生は1983年「第1回ミス日本ボディビルコンテスト」で優勝された方。フィットネス業界を牽引してくださった方で、2007年には厚生労働大臣より「健康大使」に任命され、日本全国、アスリートからシニア、体に障害を抱えた方、指導者、それはそれは数えきれない人達の健康に現役で関わっている方。

日本に「バランスボール」が入ってきたばかりの頃、私は「予防医療」に興味があったのでスポーツクラブで仕事をしながら、休みの日には整形外科で運動指導をしている別の先生の指導を受け「腰痛体操」の一部として「バランスボール」の指導法を勉強していた。それを会社の上司が知り、全国展開をする会社に「バランスボール」のレッスンを導入する際のプロジェクトチームに入れてもらうことになった。
その時、中尾先生は会社の指導部門のスキルアップアドバイザーをつとめてくださっていて、その先生が指導している大阪へバランスボールの指導法を学びに行く事が入社して初めての出張だった。
それが先生との初めての出会い。


コロナがなかったら再び先生から学びを受けることはなかったかもしれない。
けれど、コロナで人に触れずに指導する機会が増えてきた時、自分が触れずして感じてもらう方法はないか?コンディショニングする方法はないか?と探していた時に先生と治療家の医学博士・田口幸三郎先生が共同開発したJSA(ジョイント・スケーティング・アプローチ) ボールエクササイズに出会った。

はじめての学びから30年近く経ついまも、あの頃と変わらず必ず気づきを与えてくださる。
「気づかなければ変わらない。だから気づけることは才能だし、指導者はいつまでも気づける自分でありつづける必要がある」と先生はおっしゃる。
そして、指導とは「刺激を入れること。いかにいい刺激を入れて気づいてもらうか?」みたいなこともおっしゃる。

その言葉どおり、セミナーがはじまってすぐに「気づき」を投げてくださった。
いやいや これが本当に素晴らしくって私は半日あるセミナーの間中、気づきだらけ、笑。
出来ている気になっていた出来ていない所をあらゆる角度から気づかさせてもらった。

このJSAはボールに包まれながら、骨をキレイに並べることからはじまる,
骨をキレイに並べることは練習をすればする程、身につくし、
キレイにならべてみてもその日の体調によって自分の体にわずかに違いがある。
楽な日もあれば、なんだかうまくいかない日もある。
でもまず、そのことに気づけることが大切。
さらに自分ではキレイに並べられていると思い込んでいる並べ方がキレイじゃなかったりすることがある。それに気づくことも大切だ。

背骨はどこか1箇所が動かなくなると連なってみんな動かなくなるということを私は知っていた。
そして、背骨が整うと中枢神経が通っている場所が整うので動きがよくなることや内臓の位置も良くなるので、体調が良くなることやカラダが軽くなる感じがすることも知っていた。
自分のカラダのどこが弱点なのかも知っていた。

けれど、自分1人では気づいているけれど、うまく機能させる事ができなかった所をズバリ教えてもらえたようなセミナーだった。
その動いてなかった背骨が動き出すとはこういうことかとカラダ全部で感じることができた。
ただし、その核心がわかり得る状態になるには、何か1つだけエクササイズしたから、感じた訳ではなくあらゆる角度からのアプローチが大切だということも感じられた。
いやいや動いていない背骨が動き出すってすごい!
本当にカラダが快適に感じるのだ。

うー。ずーっとこの感覚を持ち続けられるカラダでありたい。
それには練習あるのみ。
「骨をキレイに並べること」「力を抜いて動くこと」そして「自分のカラダを感じること」が肝心だ。
学びはまだまだつづきます。

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※先生とめちゃくちゃうれしいツーショット!

Thank you for today.