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運動連鎖① [コンディショニング]

「動きの質をあげる」事を学びたいと思ったきっかけは、ひょっとしたら「運動連鎖」というkey wordからだったのかもしれない。

フィットネスの世界では、筋肉を覚え、その起始、停止(付着部位)を覚え、その筋肉の作用を覚える事から始まった。その筋肉を如何に鍛えるかは、付着や作用を知れば知る程、より正確に指導する事ができるから。もちろん、私自身もマシンやダンベルを使ってトレーニングをした。
アウターは面白い位やったように形ができ、力がついて面白かった。

なのに
筋肉を鍛えているにもかかわらず、自分にはできない動きがたくさんあって
おまけに、カラダのどこか1箇所が動けば連なるようにあらゆる関節が連鎖するハズなのに自分のカラダでそれを感じる事ができなかった。

できない動きは筋肉がないからできないのかと思っていたけれど、全く鍛えていない人がいとも簡単にその動きをする様を見て、筋肉をつける事と動きができるようになる事は違う事なのではないかとようやく気づけるようになった。

「運動連鎖」とは統一した定義のない言葉で、理学療法の書籍「運動連鎖〜リンクする身体」の言葉を借りると「複数の分節が時間的・空間的に協応して合目的的かつ合理的な動作を行う事ができる事」.というのが「運動連鎖の定義」であるとしている。
「ある関節で運動が生じると、その運動が隣接する関節に波及する」鎖のように動きが連鎖する。
そして、その連鎖した動きは、筋膜の連結、重力や床反力などの外力の影響、姿勢調節のための神経基盤、こころなどの要素の複合的な影響を受けると考えられている。

この世界を知った時、私の世界が大きく広がった。
人間のカラダは宇宙だって言う人がいるけれど、宇宙みたいに広くて大きくてワクワクする。
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Have a nice weekend.
Thank you for today.