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歩きとエキセントリックな収縮 [コンディショニング]

運動連鎖②でも書いたのだけれど↓
https://naturallife1000.blog.ss-blog.jp/2022-11-14

OKCの運動とCKCの運動は使っている筋肉が同じであっても使い方が異なっていることが多い。

「フィットネス出の私みたいなトレーナー」や「フィットネス愛好家さん」「エクササイズ好き」の方の多くはOKCの動かし方での筋肉の鍛え方に慣れている。


でも、実際、スポーツや生活で使っていく動きの多くはCKCで考えなくちゃだよね。
歩きだって、立ち上がるのだって、ゴルフだって、テニスだって、マラソンだって。
重力に逆らって、地面に足をつけて動くんだから。

うすうすと気づいていたのだけれど、その事をきちんと学びたいって思い始めたのは東日本大震災がきっかけだと思う。スポーツクラブに来なくても運動ができる事を伝えたくて、「歩き」を学び始めた頃。フィットネスでは「目線を定めて、胸を張って、腕を大きく振って歩く」「何となく姿勢を良くすること」や「筋肉を大きく動かすこと」とか「有酸素運動」としての効果を引き出すためのポイントなんかは教えてもらえるんだけれど、私が知りたかったのはそれよりももう少し突っ込んだ体の使い方。
フィットネス業界で勉強しに足を運んでも、なかなか知りたい事を紐解けずにいた。


何がきっかけだったか?ちょっと覚えていないのだけど、「動作分析」の世界の扉を開けた時、すべての事がガッテンいった。

フィットネスしかしらなかった時にはつまずき予防のために「つま先を上げる運動で前脛骨筋を鍛えることは大切」と前脛骨筋のコンセントリック収縮(短縮しながら力を発揮する)の部分にしか目を向けられていなかったのに対し、

踵着地の瞬間から前脛骨筋がエキセントリック収縮(伸ばされながら力を発揮する)しながらブレーキをかける役割をして衝撃を吸収してくれているんだとか、
踵がついた後、膝が曲がって行こうとするのに対し大腿四頭筋がこれまたエキセントリック収縮でブレーキをかける役割をしているなんて1つ1つを知ることがもうビックリで仕方なかった。

身体の構造にトラブルがない場合、重力下ではどのように動きが織り成されているのかトラブルのない人の動きはどういうものなのか?それが知りたかった。
そして、同時に知ったのは「1つだけ正しい歩き」があるんじゃなくって
その人に合わせた歩きが大切だし、いろいろな歩き方を知っていたほうが良いって事。


私が説明すると、ふーんと流されてしまいそうな言葉のスキルしか持ち得ていないのだけれど、実際の動きの中で使われるカラダの使い方でこうやって鍛えるともっと良くなるよねって伝えられるようになる事がきっと、1番手前にある目標。


カラダの織りなす繋がりのスゴさったら、面白くってたまらないし、それがわかると自分のカラダでも違いが感じ取れるようになるんです♪わくわくを一緒に(^^)
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Thank you always.



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