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レスキュー [コンディショニング]

体操が終わって帰る途中、遠くで変な空気。
人が倒れていた。

階段の上で、見ていた方が携帯を手に取り電話。
もう1人くらいが階段から何か動きを取っている様子が見えた。


そこの前を私達家族が通ることになる。
スルーできそうな状況かというと、倒れた方のそばにはまだ誰も近づいていないので、必然的に私達家族が近づくことに。

大量の出血。
うつぶせたまま動かない。

が、声をかけると、血が止まらないから立たないだけで動けるとハッキリした声で答えたのを聞き、私は携帯で電話をしてくれていそうな方の元へ、救急車を要請してくれているか確認。


数メートル先に警備員さんがいたので、事情を話し、救急キットがないか?毛布がないか?尋ねるもあいにくそこにはないと言われ、走って戻ると別の警備の方らしき人が2名が来てくれていた。

私がいない間にうちの主人が倒れた方のもとへ朝、たまたま息子に買い与えた、箱ティッシュを持って対応。素手で血を触ってしまいそうな様子。
(近寄って血液に直接触れては行けない事、近くのトイレでしっかりと手を洗ってくるようにと指示。)

救急車を要請してくれた方は、救急隊から、事情をいろいろと尋ねられている様子だけれど、ご本人と直接話をしていないので、遠くから私が状況を伝え、それを伝えてもらう。

警備員さんはキットは持ってきたものの、アイシングや保温できるものは持っていなかったので、自分が救命救急の資格を持っている事を伝え、できればそういうものが欲しいと伝える。

数分後、警備員さんはアイシングを持ってきてくれた。
アイシングするのに、保冷剤を直につける訳にはいかないので困っていると、警備員さんのキットの中から三角巾を出してくれ、もう随分やっていなかった、三角巾を手早く折り畳み、保冷剤に巻きつけ、それを固定できるよう、処置。

寒かった昨日は、当たり前だけれど、アイシングすればもっと寒くなる。だから保温できるものが欲しいと再度伝えて、探しに行ってもらう。

さらに数分後、警備員さんが、毛布を2枚持ってきてくれようやく温めてあげられる状況になった。
そこからさらに2,3分して救急隊の方が来て下さり、受け渡す事ができ、ホッ。

気づくと、そこにいた方は全て男性だった。
きっと予定があっただろう方々も最後まで付き合って下さり、とにかくありがたかった。


普通の道で、転倒して、出血、、、という場面は以前にもあった。
以前は、地元だったし、対応した仲間はほとんど気心しれた者同士だったので何をどうすればいいのか?何がどこにあるのか?イメージがつきやすかったけれど、慣れない土地でそういった場面に遭遇してしまった場合、周りの人とどう連携をとるのか?がkeyになるのだという事を身をもって経験した。

そして、救急の資格は学生の頃からずっと持っているのだけれど、
マニュアルどおりに自分が「救急の資格を持っている」という事をオープンにしたのは初めての経験だった。資格に恥じない行動が取れるよういろいろと見直しておこうと思う。

関わって下さったすべての方に感謝。
お怪我をされた方が軽症で早くに元の生活に戻れますように♪

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Thank you for today.