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研究中 [コンディショニング]

先日、投稿したのだけれど、INWA(国際ノルディックウォーキング連盟)公認ナショナルコーチである大阪大学教授の藤田和樹先生によるJNFA(日本ノルディックフィットネス協会)の資格更新講習会へ参加し、めちゃくちゃ刺激を受けて帰ってきた私。

刺激を受けた理由は3つ。
「練習をしていなかった癖に自分のフォームが壊滅的によくない動画を客観的に見せてもらえた事で負けず嫌いスイッチがオンになったこと」

「新たなカリキュラムの練習中に【動きを細かく分解して尋ねた質問】に対し、非常に細やかに分解した動きを的確に教えてもらえた事」

「研究者たる先生が、動きや運動の見える化を大切にしていることを伝えてくれたこと」


この3つが私の心をガシッと掴んでグラグラゆすぶってきた。

藤田先生が日常相手にしている大学生は基本的には健康体。何でもやれちゃう若者。
だから、体育の授業や研究では生徒のカラダに心拍計を装着し、BluetoothなどでPCに飛ばし、その数字をリアルタイムに先生が見ながら心拍数が目標の強度に達していなければ、その生徒に声をかけて、拍数を上げられるよう指示を出して指導をされているという話を聞いた。そして、先生ご自身ももちろん日頃から心拍計は装着しているし、胸、手首、腕などの心拍を同時に計測してみた所、セルフで行うのであれば手首で十分だと思うと手首に装着している心拍計を見せてくれた。受講生の誰かが質問をした事でおすすめメーカーやだいたいの料金なんかをいくつか教ええてもらった。

アスリート、学生に対する指導と
フィットネスの指導は若干異なり、私の指導現場では高血圧をはじめ、心拍をお薬によってコントロールされている方々がいることもあり、数字での指導が私の指導現場に適応するかというと少し難しい面もある。が、カラダで感じる事を客観的な数字と照らし合わせる事は自分自身がやっておきたい。(何だか研究者気質は持っているのだ)


そんな訳で、講習会参加後、すぐにPORAL社のペーサーという心拍ウォッチを購入する事を決めた。活動量計としての役割もあるが、心拍の計測に加え、いくつかのテストと睡眠状態のチェックができる優れもの。
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最初の2週間は使い方に慣れること
今は専ら睡眠状態の計測に御執心。
更年期の中途覚醒にモヤモヤする日々だったのだけれど、実際に計測をしはじめて、数多くのデータを集める日々に変わった。目下研究中だけれど、近いうちに何か見出せるものがあればいいなと思っている。

さらに、トレッドミルのウォーキングを多用し、ノルディックウォーキングをサボっていた、1週間のトレーニングルーティンには2日程「ノルディックウォーキングの日」を加えた。

当然の事なのだけれど、今回改めて思ったことは、ノルディックウォーキングでポールを使う事により、手足のバランスやリズム、フォームのあり様をキャッチする事ができ、その操り方によって、歩き方も使える筋肉も変わる。
実際、私が指摘されたのがポールを置くタイミングと踵の接地のタイミングがコンマ3秒のズレ。
コンマ3秒のズレなんて普通に歩いていたら気づきようもない。でもポールを置くタイミングからわずか0.3秒足の接地が遅れる修正を試みていたら、そちら側の足の股関節が余計な動きをしている事に気づいた。(同じ側の足首は靱帯損傷の経験がある)何故その股関節の動きが起きるのかといえば骨盤の前傾がわずかにでていないからのように感じ、ポールと同じタイミングで接地するには体幹の使い方をもう気持ち意識する必要があることに気づけた。目下修正中だけれど、これが習得できると私のカラダにとってはかなり大きな収穫になりそうだ。

そんなこんなで自分のカラダを最大限に使って研究中。
この研究が身を結んで、周りにいる人達によりよい指導ができるようになりますように。



Thank you always.