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届けたいこと [コンディショニング]

先週末、仕事場のスポーツクラブで
「もうインストラクターはやってないの?」
と、突然話しかけられた
(え?なんで私がインストラクターやっていたこと知っているんだ?)

よくよく話をしていたら
たぶん25年くらい前に別のスポーツクラブでお会いしたことがある方だった

その頃私は
普通のジムトレーナーも
インストラクターもやっていて
たぶん
パーソナルトレーナーって概念が日本に入ってきて
よくはわからないけれど「千葉さん試験受けてくださいよ」って後輩から言われて
パーソナルトレーナーになり
パーソナルトレーナーの仕事もやっていた
インストラクターとしてもトレーナーとしても
水も陸も
フィールドは全てだった

いまは「パーソナルトレーナー」が仕事ですって話したらみんなわかってくれる時代になったけれど
そもそもまだそんなものなかったから
「仕事はなに?」と聞かれたら「トレーナーとインストラクターをしています」って答えていた

当時は女性のトレーナーなんてほとんどいなくて
研修やセミナーに参加すると10人も20人もいかつい男性トレーナーがいて
その中にポツンと女性1人、、、なんてことがほとんどだった

そして話しかけてくれた男性に出会った頃はたぶん長女出産後のハズで
その頃、お母さんでトレーナーなんてまず出会えなかった

「女性だからできない」
「お母さんだからできない」
って思われたくなくって
がむしゃらに突っ走っていた

そしてずーっとずーっとずーっと
目指すべきゴールとなる形が見えなくて
いろーんな所で指導した

クリニックでも治療院でも産婦人科でもスポーツクラブでも公共の施設でも

赤ちゃんだろうがお母さんだろうが、お父さんだろうが、おじいちゃん、おばあちゃんだろうが
腰が痛かったり、膝が痛かったり、怪我や病気があろうが
生活習慣病などのリスクがあろうが
妊婦だろうが、産婦だろうが
会社員だろうが、介護していようが、老人ホームに入所していようが
どんなに忙しかろうが

誰にとっても
カラダを整えたり動かしたりすることは大切で
誰にとっても
それをすることでカラダも心も整って
だから
そういうコンディショニングやトレーニングを届けたいと。


いま自分は
どこを目指しているのか?といえば
アスリートが試合に向けて最大のパフォーマンスを発揮できるよう日々カラダづくりをするのと同じように

一般の方達にも
いつも元気で快適に
仕事も家事も育児も介護も
気持ちよくできるカラダと
大変なことはたくさんあるだろうけれど押しつぶされない心であれるよう
サポートできるトレーナーを目指しているのだと最近になりようやく気づいてきた

久しぶりに購入した↓
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スタンフォード大学スポーツ医局のアスレチックトレーナーさんが最新の知見をまとめてくれている
(わたしが今までやってきたこと、いまやっていることがどうして良いのか?わかりやすく書かれている)


アスリートと一般の人はそもそものカラダが違う
だけどカラダや脳の仕組みは同じだ
アスリートにすぐに届く事が一般の方にすぐに届くとは限らない

けれどそれがわかるように届けること
そして本当にカラダと心に良いこと必要なことを届け
カラダと心を元気にすること
これが私がトレーナーをやり続けている軸

まだ道半ば
だけどこれからもずっとずっとその気持ちを大切に進んでいきたい


いつも同じ時間を過ごして下さるみなさん
同じ時間はなかなか持てないけれど、うんうんって話を聞いてくれるみなさん
ここに遊びに来てくれるみなさん
たくさんたくさんありがとうございます


年を重ねいろいろと思う所があるのですが
まだまだトレーナーとしても進化していきたいと思っていますので
どうぞサポートよろしくお願いします♪

動きの獲得=練習=脳のマップ [コンディショニング]

トレーニングは「可逆性の原理」があるとお伝えしましたが、、、
「練習」は不可逆性。つまり一度覚えると半永久です。

「トレーニング」は筋力をつけたり、心肺持久力を向上させたり、体力をつける要素のものを指します。
それに対し「練習」は野球だったり、テニスだったり、ゴルフだったりスキルの獲得。
つまり動作の獲得を指します。

「癖をとり新たな動きを覚える」事=「脳のマップのかきかえる」ことは後者になるので
覚えるまでは何度も繰り返しが必要ですが、一度覚えてしまえば忘れません。
私で言う「体操」の動きを覚えることがこれに当たります。

言うまでもなく質が大切。
これが楽しくてやめられない。
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Thank you for today.



Calm down! [コンディショニング]

2024年初のノルディックウォーキング指導の朝。
朝早くからセッションがあったので、忘れてはいけないとノルディックウォーキングのポールをわざと玄関にわかるように置いておいた。
急いで家を出て、仕事場のある駅に着いて気づく。
「やってしまった」と。

私が出しておいたあと、主人に片付けられたことに気づかず家を出てしまったという訳。
いやいや 自分が悪いのだけれどぉ、、、モヤモヤ。
そして、兎にも角にもポールを取りに戻らなければ!

セッションスタート前にトレーニングをしておこうと思っていたため40分位は時間がある。
だから取りに帰れることに感謝だし、こうして早歩きしていることが既にトレーニングなのだ、、、
なーんて自分をなだめながらも本領発揮の早足!(多分時速7.5キロ以上の速さで歩いていたと思われる)
再び仕事場に到着したのはセッションスタート20分前。

猛烈な勢いで歩いて来たため、アドレナリンが出ていてちょっとしたアスリートになってしまっているのが自分でよくわかる。多分このまま誰かに話しかけたら、ちょっと怖い感じがするのではないか?と思う。「10分歩こう」
この10分の間に心を落ちつかせよう。
いつものトレッドミルでのウォーキングをこんなことに使ったことはないけれど、運動をし始めると心拍数の増加、血流増加などおこり、一時は交感神経が優位になるのだけれど、そのまま上がりすぎる事がないよう、今度は副交換神経が優位になると言われていることはよくよく知っている。
(副交感神経を優位にして穏やかでいられるようにしたい)
時間の経過も重なってその10分でいつもの自分に戻ってきた。
ややテンションが高いものの、これならいつもに近い話し方ができそうだ。
満を持してクライアントさんに話しかけるタイミングがやってきた。
いけるっ!
そして、またまた「運動の有り難み」を噛み締めながら指導ができる「転んでもタダでは起きない」幸せな一日なのでした。

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Thank you always.

キラキラな日② [コンディショニング]

熱心で真面目なクライアントさん達にセッションをさせていただいていると、
時折、一段引き上がってほしくってこだわり強く、
できない動作を何度も何度もやっていただくよう指導して、申し訳なく思う事があります。

「アスリートじゃないし、大人なんだからそこまでストイックにやらなくてもよかったんじゃないか?」って自分の指導のポンコツさに凹んで帰る事も多々あるのだけれど、、、

でもやっぱりこだわってしまうのは
この「キラキラな日」を自分が知っているからなのだと思っています。
このキラキラをめちゃくちゃ伝えたい。


「カラダが繋がっている動き」はびっくりするほど、ありとあらゆる関節が動くから、驚くほどたくさんの筋肉が1つの動きに参加します。
だから、一部分にストレスがかかることが少なく、小さな力で大きな動きができます。
さらにあらゆる筋肉が伸び縮みする事でそこには血流が生まれ、酸素も栄養も運ばれる訳だからガチガチにカラダが固まってしまうことなくしなやかなカラダになっていきます。

「エイジングケア」の考え方に「サルコペニア」とか「フレイル」というワードがあり、
「筋肉を増やしましょう」って概念は一般の方にも浸透してきています。

筋肉をつけることはもちろん大切なことです。
運動することが日常にない人にとって「サルコペニア予防」とか「フレイル予防」の動機で筋トレを日常に取り入れてもらうことは大切です。

ただ、「動けるカラダづくり」という視点で見てみるとただガムシャラに筋肉をつけるというよりは「自分のカラダを自分で操れる」という考えに深く賛同しています。
自分のカラダを動かすには関節がきちんとお仕事をしてくれることが大切。
それから自分のカラダの傾きや地面の形状、硬さなどを自分自身のカラダでキャッチしてそれに見合う動きができるようカラダの各感覚器から脳に情報を伝え、その情報をもとに脳からカラダを動かすための司令を送れることも大切。

何気なく行っている日常の動作は無意識に何千、何万回を何年も何年も行っていきます。
でももしもその動きに「偏り」があれば「いつもいつも動き続けている関節や筋肉」が存在し、同時に「いつもおさぼりしてしまう関節や筋肉」も存在しています。
それに対し、動きがキレイな人はカラダがひとつながりになっていて1つの動きでたくさんの関節が動き、同時にたくさんの筋肉が伸び縮みしているのです。
だからこそ何気なくやってしまう日常にある「基本的な動き」にこそこだわりたいと思っています。
1つの動きの変化が日常の中で行う動作の何千、何万回もの動きの修正になり得るから。

そして、動きがよりよくなるためには
今の自分のカラダの在り方と動き方に気付き
焦らずに少しずつ少しずつ質の良い動きを繰り返すこと。
私が1年かかって「しなるバック転」が腑に落ちてきたように。

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※写真は「あなたならできるっ!」って頭に叩きこんでる姿
Thank you for today.



伝えたいこと [コンディショニング]

姿勢をよくしたいと思うなら
怪我や痛みのない(少ない)カラダをつくるには
パフォーマンスをあげるなら
疲れにくいカラダをつくるなら
シニアになってどんなに年を重ねてもやりたいことをやり続けるには

カラダも心も整えて
もちろんバランスの良い食事をとって、しっかり睡眠を取って
そして
毎日の日常の「動き」をキレイにすることと
「動き」のバリエーションをたくさん持っておくことだと
私は考えている

どんなにトレーニングしていても
どんなにスポーツしていても
所作の美しい人に比べたら
私なんてまだまだひよこちゃん


「動く」ってめちゃくちゃいろいろあって
めちゃくちゃ楽しい
「でも動けばいいのか?」っていうと偏った動きをしていると、長持ちしない
もちろん、パフォーマンスとしてもよくないし、疲れが残ってしまう

この「疲れちゃう」って年だからって思っている方いませんか?
カラダが安定すべき所がしっかりと安定して、動かすべき所がスムーズに動くならそんなに無駄に力を使わなくていいんですよね?
私自身、めちゃくちゃ無駄に力を使っていたのでよーくよーくわかります!
無駄な力が抜けて動けるとめちゃくちゃ楽だから疲れにくい

さらに動くべき所の動かし方はさまざまたくさんのバリエーションがある
いろいろな動きを覚えておくといいのです。

セッションでは日常生活の中ではあまり使われていないエリアを使っていただくことを目標にしていますす。なぜなら自分一人ではそんな動かし方がある事を忘れちゃっていたり、知らなかったりするから。
そしてトレーニングで言う「基礎動作」がきちんとできることも目標にしています。
若いころは「基礎動作」が嫌いで「早く実践の動き」がやりたかった。
でもいまは、「基礎動作」の偉大さを知っています。
コツコツと積んでいきたいですね。

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※写真は0.1.2.3.4.5の1から2へ移る動きをイメージ図にしてみました


Thank you always.


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